津軽半島ぐるっと一周コース
- 日数
- 1泊2日
- 主な交通手段
- 車
- シーズン
- 通年
津軽半島を車で一周するドライブコース。
心ときめく絶景や新鮮な海鮮料理、ご当地グルメを堪能しましょう!
立佞武多の館
高さ23メートルの立佞武多がお出迎え!
「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」(祭り)は、「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」に並ぶ青森三大佞武多の一つ。高さ約23m、重さ約19トンもある山車の壮大な運行が魅力です。
「立佞武多の館」は迫力ある立佞武多を見られる施設です。建物の4階にまで達する高さの立佞武多に圧倒されること間違いなし!展示室は1階から4階まで吹き抜け空間になっており、中央にそびえ立つ立佞武多を20mほどの高さから壁伝いにぐるりと、角度を少しずつ変えて見学することができます。
祭りの映像を楽しめ、見ごたえ充分のスポットです。
道の駅こどまり「ポントマリ」(レストラン竜飛で「中泊メバル膳」を食べる)
眺瞰台
龍飛崎(龍飛崎灯台)
津軽半島の最北端!「津軽海峡冬景色」で有名な風の岬
津軽半島の最北端にあり、津軽海峡に突き出た岬。西は日本海、北は津軽海峡、さらに東は陸奥湾と三方を海に囲まれ、強い海風が吹くところから「風の岬」という異名がつけられています。
突端には津軽海峡のシンボルでもある白亜円形の龍飛埼灯台(たっぴさきとうだい)があります。「日本の灯台50選」に選ばれた灯台で、天気の良い日には津軽海峡を挟んだ北海道の松前半島や函館山が見えることも。
また、灯台周辺の「碑の丘」の近くには、石川さゆりのヒット曲「津軽海峡・冬景色」の歌謡碑があり、ボタンを押すと曲が流れ、本州最北端から津軽海峡を渡ってさらに北へ帰る人々に想いを馳せることができます。
2頭の龍が鎮座する『龍見橋』(太宰の道)や、太宰治文学碑・吉田松陰碑など数々の石碑、津軽要塞重砲兵聯隊竜飛砲台跡など、周囲には見どころも多数あります。
龍飛崎は津軽半島北部から秋田県境にかけての沿岸地域に広がる津軽国定公園の一部。世界自然遺産白神山地の一部である白神岳や青池を含む十二湖、ニッコウキスゲが咲き誇るベンセ湿原、津軽富士と呼ばれる岩木山など、美しく多彩な大自然の絶景を巡るドライブ旅もおすすめです。
階段国道339号
国道なのに階段?! 日本で唯一、車が通れない国道
津軽半島の最北端、龍飛崎を通る国道339号線は、日本で唯一の「階段国道」。国道でありながら車もバイクも通れず、歩行者しか通れないという風変わりな国道です。階段の前に青い三角標識が立っている様子はなんともシュール。
なぜここが国道になっているのかは諸説ありますが、階段があったところを含めて道路整備をする予定で国道に指定したものの、70mという高低差・民家が密集という条件に阻まれて階段部分は改良がなされぬまま時が過ぎ現在に至るとか。
岬下の龍飛漁港から龍飛埼灯台までが362段の階段になっていて、総延長388.2m、標高差約70m。登りはなかなかハードですが、途中にはベンチが置かれており、休憩を入れながら歩けます。津軽海峡からの風を受け斜面を登るこの階段は、景色がよく旅情をそそる小路。健脚の方は歩いてみるのも一興です。
津軽海峡冬景色歌謡碑
龍飛崎温泉 ホテル竜飛
客室数 和室 34
収容人員 一般 156 団体 170
設備 売店、レストラン、卓球、スナック、ゲームコーナー、大浴場、温泉、会議室、喫茶室、駐車場(100台)
- 住所
- 外ヶ浜町字三厩龍浜54-274
- 電話番号
- 0174-38-2011
青函トンネル記念館
海面下140mの別世界に行ってみませんか?
津軽海峡の海の底で青森県と北海道を結ぶ「青函トンネル」は世界最長の海底トンネル。海底240mの深さで、総延長はなんと53.85km。構想から貫通まで42年という歳月をかけて1988年に完成しました。
館内の「展示ホール」には、過酷な条件の中で 工事で挑んだ人々の情熱を感じられる展示があります。音・映像・立体モデルなどを使い、構想から完成までの工程をわかりやすく紹介されています。
ぜひ体験していただきたいのが、「青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号」で行く海面下140mの「体験坑道」。地下への重厚な扉が開き、急斜度のケーブルカーに乗ったら、わずか7分で海面下140mに到着!このケーブルカー、鉄道ファンなら一度は乗ってみたい「日本一短い私鉄・青函トンネル龍飛斜坑線」。「体験坑道駅」で降りると、地下坑道の一角に、掘削に使われた機械や器具など当時の現場が 再現されています。体験ツアーの所要時間は約40分。世界へ誇る大事業を体感できることでしょう。
道の駅いまべつ半島プラザアスクル(「いまべつ牛ステーキ」を食べる)
青函トンネル入口の町。奥津軽観光を楽しむならここから
青函トンネルをイメージした外観が印象的な道の駅。北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」とJR津軽線「津軽二股駅」に隣接し、アクセスは抜群!
観光情報コーナーがあるほか、レンタカーやレンタサイクルなど二次交通も充実しており、奥津軽観光の拠点に最適です。
物販コーナーでは、地元で獲れた新鮮な野菜や海産物の加工品、お土産などを販売しています。時期によっては地元で水揚げされた新鮮な魚が並ぶ日もあるので要チェック。
レストランでは、幻の黒毛和牛とも呼ばれる「いまべつ牛」のステーキや、牛肉が入ったラーメンなど珍しいメニューも味わうことができます。特産品のもずくを粉末にして練り込んだ風味豊かな「もずくうどん」も人気。どれもここでしか食べられない味なので、ぜひご賞味ください。
よもぎた物産館「マルシェよもぎた」
海の見えるマルシェでショッピング
地元の農家の方が朝採りした新鮮な野菜や、地元の特産品がたっぷりと揃うよもぎた物産館「マルシェよもぎた」。陸奥湾を一望できる玉松海岸海水浴場に隣接しており、海を眺めながらの食事や買い物を楽しむことができます。
よもぎた物産館「マルシェよもぎた」がある蓬田村は、青森県の中でもトマトの栽培が盛んな地域。地元名産の美味しいと評判のトマトも店内で購入することができます。
蓬田村のトマトは、村の気候と風土にぴったりの厳選された、津軽の雫(桃太郎)、北の雅、サマーセレブ、よもぎたbabybabyの4つの品種。他では味わえないみずみずしいトマトが人気です。名産のトマトを使用したトマトジャムやソースなどトマトの加工品もおすすめ。
他にも、特産品の柔らかいうちに摘んだよもぎの葉と玄米でつくったお茶「きたのよもぎ茶」や青森のお米で育った鶏から生まれた卵、蓬田もち米、もち粉など、おいしくて健康にも優しいお買い物をたっぷりと楽しむことができます。
ドライブの途中の休憩にもピッタリ。ぜひ、よもぎた物産館「マルシェよもぎた」で一休みしてみて下さい。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
「海の街」青森を象徴する黄色い雄姿
青函トンネルが開業した現在、本州と北海道は新幹線でも行き来ができますが、青函連絡船での海路しかない時代も長い間ありました。1908年から1988年までの80年間、青森と函館を結ぶ連絡船として多くの乗客と貨物を運んだ八甲田丸を、青函連絡船廃止後に「海の街」青森の記念碑として就航当時の状態で係留・保存したのが「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」。今では歴史を感じさせてくれる貴重なスポットとなり、その明るい黄色の船体は多くの市民に親しまれています。
まずは2階の入り口から中へ。インフォメーションで観覧券の購入をし、3階の遊歩甲板へあがると、昭和30年代(1955年~)の青森駅前をジオラマで再現した青函ワールドや青函連絡船80年にわたる航跡の記録などをテーマにしたシアターとなっており、連絡船などの模型や豊富な資料が展示されています。
4階は航海甲板。煙突展望台は、八甲田丸の中で1番見晴らしがよく、視界360度のパノラマを堪能することができます。冬期間と悪天候時は閉鎖しているのでご注意を。操舵室があるのもこのフロア。
ここからはエレベーターで1階の車両甲板へ。世界的にも珍しい鉄道車両を輸送するためのスペースで、郵便車両など本物を当時のままで展示しています。最後に地下1階のエンジンルームを見て、2階の出口に上がるのが順路となっています。
施設内容
◆ 地下1階
エンジンルーム(単動4サイクルトランクピストン排気ターボつきディーゼルエンジン1600馬力8基)
◆ 1階
車両甲板(世界的にも珍しい鉄道車両を輸送するためのスペース。郵便車両など本物を当時のままで展示)
◆ 2階
多目的ホール(就航当時は紱毯があったスペース。会議、展示会などに利用)
◆ 3階
青函ワールド、青函連絡船・青函ワールドシアター、青函鉄道連絡船記念館(昭和30年代の青森駅前をジオラマで再現した青函ワールドや青函連絡船80年にわたる航跡の記録などをテーマにしたシアター。連絡船などの模型や豊富な資料を展示)
◆ 4階
煙突展望台(八甲田丸の中で1番見晴らしがよく、視界360度のパノラマは圧巻(※冬期間閉鎖))
◆備考
青函連絡船運行期間:1908年(明治41年)3月7日~1988年(昭和63年)3月13日
青函連絡船記念館開:1990年(平成2年)7月16日
青函連絡船時代の八甲田丸主要データ:
全長132.0m、全幅17.9m、速力18.2ノット、総トン数5,382.65トン、旅客定員1,286名、積載車両ワム48、両航送自動車12台