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八戸のひまわり畑とアートが心を潤す夏の旅

八戸のひまわり畑とアートが心を潤す夏の旅

青森の夏といえば各地で開催されるお祭りに目が向きがちですが、街から少し離れて夏の自然を感じるのもおすすめです。童心に返ってひまわり畑を満喫しませんか。八戸市近郊にあるひまわり畑と、八戸市で楽しめるアートについてご紹介します。

ビタミンカラーでパワーチャージ。「山の楽校」のひまわり畑!

八戸市の中心街から南に向かって車で30分ほど移動すると、だんだんと道路沿いにひまわりが咲いている姿が目に入ってきます。南郷(旧南郷村)は、八戸市の南側3分の1を占める、そばやブルーベリーなどの農業が盛んな地域です。

「山の楽校」は、廃校になった増田小中学校の校舎・敷地を利用した体験交流施設。南郷の文化や暮らしを思い出の校舎とともに残したいという地元の方の思いから始まったそうで、そば打ち、炭焼き、豆腐づくり、味噌づくりなど田舎暮らしの体験ができます。

楽校の裏手には広大な敷地が広がっていて、毎年8月になるとひまわりが咲き誇ります。なんとその数、200万本以上!眩しいほど鮮やかな黄色が目に飛び込んできます。建物側を向いて一斉に顔を向けるひまわりは圧巻です。ひまわりの背丈は1.5メートルほどで、花は手のひらサイズ。ひまわり畑のなかには通路があり、360度ひまわりに囲まれながら存分にひまわりを愛でることができますよ。

ひまわり畑を突き進むと、木々の向こう側に広大なそば畑も広がっています。ひまわりとほとんど同時期に咲いていて、エネルギッシュなひまわりとはまた違った可憐な白い花が風に揺られています。全く雰囲気の異なる2つのお花畑を見ることができるのは贅沢ですね。

校舎のなかは常時見学することができます。そこでは、南郷地区で昔から使われていた農作業の道具や、地域の歴史や文化について紹介しているパネルなどが展示されています。

時が止まっているかのようなレトロな雰囲気が漂う校舎は、その空間にたたずんでいるだけでなつかしさが感じられますよ。

校舎2階からもひまわり畑を一望できます。ひまわりは雨風に弱く倒れやすいので、咲いたタイミングですぐに見に行くのがおすすめです。

昔ながらの南郷の暮らしと、一面に広がるひまわり畑が見られる山の楽校。夏らしい思い出作りに、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。


【基本情報】

青森県八戸市青葉湖展望交流施設 山の楽校

開花時期:8月上旬~8月中旬

入場料:無料

※記事は2023年8月に取材・撮影したものです。その年によって開花時期が異なります。開花状況・体験メニューについての詳細はこちら

街なかに建てられた八戸市美術館でアートを満喫

八戸市美術館は、八戸市中心街にあって本八戸駅からのアクセスも便利な立地にある美術館。美術館の徒歩圏内には、八戸市が運営する「八戸ブックセンター」「マチニワ」「ポータルミュージアムはっち」など、八戸の伝統と文化やアートが楽しめる施設も集約されています。


2021年にオープンした八戸市美術館は、美術品の展示をするだけではなく、「ひと」が活動する空間を大きく確保することで、「もの」や「こと」を生み出していく新しいかたちの美術館をコンセプトに掲げ、美術館活動に主体的に関わる市民「アートファーマー」やアーティスト、専門家、美術館スタッフが学び合える環境を整えています。


また、橋本雪蕉、七尾英鳳、渡辺貞一、石橋宏一郎、月舘れい、豊島弘尚、戸村茂樹、宇山博明、佐々木泰南、石橋忠三郎などの八戸ゆかりの作品を中心に、棟方志功、島岡達三、舟越保武といった著名な作家の作品などから構成されたコレクション約3000点を収蔵しています。その中から毎回テーマや作品を替えながら常設展「コレクションラボ」として展示しています。

青森県内にある現代美術を楽しめる5つの美術館・アートセンターを中心に、2024年4月13日(土)~9月1日(日)の期間で「AOMORI GOKANアートフェス 2024」を初開催します。

八戸市美術館では、八戸市美術館のコンセプト「出会いと学びのアートファーム」を体現する企画を実施します。
八戸市美術館を象徴する空間「ジャイアントルーム」で、八戸を拠点に活動する5人のアーティストが、来館者と共につくり、楽しむプロジェクトを展開していきます。作品を鑑賞したり、絵を描いたり、トークプログラムに参加してみたり、ジャイアントルームに滞在するアーティストと交流したり……。来館者とアーティストがこの場で出会い、関わり合うことでさらに何かが生まれていく、参加型のプロジェクトです。


AOMORI GOKANアートフェスについて、詳しくはこちら


プロジェクト「エンジョイ!アートファーム‼」について、詳しくはこちら


【基本情報】

八戸市美術館

アートフェスと同時開催で、「アートと花のおさんぽスタンプラリー」も実施します。アート巡りはもちろん、各地で咲き誇るさまざまな花のスポットも巡り、スタンプラリーを楽しんでみてはいかがですか。


【基本情報】

アートと花のおさんぽスタンプラリー

入手したスタンプの数によって、オリジナルデザインのこぎん刺しグッズや、アートグッズなどの素敵なプレゼントが当たります。

・開催期間:2024年4月13日(土)~2024年9月1日(日)

・開催場所:青森県内約100カ所のアート・花・グルメスポットなど


八戸市の自然が生み出す、南郷のひまわり畑。そして真っ白な八戸市美術館に詰め込まれた市民が生み出すアート。どちらも、訪れる人の心を動かすことでしょう。この夏は八戸の自然とアートを巡ってみませんか。

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