死ぬまでに見たい!弘前の桜満喫コース
- 日数
- 1日
- 主な交通手段
- バス、徒歩
- シーズン
- 春
毎年春に弘前公園で開催されている「弘前さくらまつり」には、全国からたくさんの方が弘前の桜を求めて訪れます。
その美しさは息を呑むほどの絶景!短期間で散ってしまう桜は日を追う毎に違う幻想的な姿を見せてくれます。
このコースでは、弘前公園の桜を楽しむポイントや見逃せないスポットを周辺の観光スポットとともに巡ります。
弘前の桜が美しいのには理由があります。詳しくは特集記事「死ぬまでに見たい弘前の桜」をご覧ください♪
青森県内の桜の開花状況はこちらをチェック!「2023年青森県内の桜情報」
弘前さくらまつり
弘前城のお濠が桜の花びらで一面ピンクに埋め尽くされる
弘前公園の桜は「日本三大桜名所」のひとつ。例年、4月下旬~5月上旬の開花時期にあわせ、日本一の呼び声高い「弘前さくらまつり」が催され、国内外から約200万人が訪れます。
1715年に津軽藩士が25本の桜を京都から取り寄せたといわれ、ソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、八重桜など、約50種類、2600本程の桜が植えられています。ソメイヨシノの場合、樹齢100年を超えた老木でも1つの花芽から咲く花の数が4個から5個と多いのが特徴。満開時は枝いっぱいの桜の花が重みで枝が垂れ下がり、間近で桜を眺められます。
弘前城の外濠では鏡のような水面に両岸の桜が映り込み、絢爛な美しさ。ここの桜は散り際まで人々を魅了します。濠の水面を花びらが埋め尽くす「花筏(はないかだ)」は、人気のfacebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれ、話題になりました。ライトアップされた夜桜も幻想的。華やかな桜と天守を有する弘前城とは和の情趣あふれる風景です。
西濠の300mに及ぶ「桜のトンネル」も絶景ポイントのひとつ。桜並木が圧巻で、ふんわりと咲く桜のトンネルの下を歩くと、おとぎ話の中にいるような夢心地に。春陽橋付近から撮影するのもおすすめです。
弘前公園/弘前城
桜も紅葉も雪にも映える東北唯一の現存天守
弘前公園の中にある弘前城は、現存する日本最北端の天守で、国の重要文化財にも指定されています。天守閣もさることながら、園内の門、橋、濠は歴史的な情緒に溢れています。これだけ大規模な城郭が当時の姿を留めつつ公園として開放されている例は、全国的にも希少です。
天守閣、5棟の城門・3棟の櫓は必見。下乗橋から見る天守も、朱塗りの欄干に天守閣が映える絶好の写真撮影スポットです。天守の三層目の屋根にある鯱(魚で頭部は虎)にもご注目。園内は広いので「観光人力車」に乗って様々な景色を優雅に楽しむのもおすすめです。
弘前公園の桜は、1715年に津軽藩士が25本の桜を京都から取り寄せたといわれ、現在は約50種類、2600本程の桜が植えられています。例年、4月下旬~5月上旬に開催される「弘前さくらまつり」には国内外から約200万人が訪れます。満開のピークを迎え桜が散り始めると、外濠では水面を桜の花びらが埋め尽くす「花筏(はないかだ)」が見られます。ピンク色の絨毯を敷いたような光景はまさに絶景です。
春だけではなく、秋には「弘前城菊と紅葉まつり」が、冬には「弘前城雪燈籠まつり」が開催されます。木々が鮮やかに染まり、豪華絢爛な菊人形が並ぶ秋。雪化粧した気品ある天守閣と、灯りがともされたミニカマクラ群が幻想的な冬。季節ごとの美しさが楽しめます。
冬にはさらに「冬に咲くさくらライトアップ」のイベントも。弘前公園の外濠に立ち並ぶ桜の木がライトアップされ、雪が降り積もった枝がピンクに染め上げられた光景は、まるで桜の花が咲いているよう。
公園付近には、「津軽藩ねぷた村」や、洋館と日本庭園が素敵な「藤田記念庭園」、有形文化財に作られたレトロな佇まいの「スターバックス コーヒー 弘前公園前店」などが徒歩圏内にありますので、ぜひ一緒に訪れてみてください。
弘前公園を散策しよう!
弘前方式が、世界モデルに!桜の常識をくつがえした奇跡の桜レジェンド
弘前公園の桜には、この地で130年を超えるりんご栽培を応用した日本一の管理技術が生かされています。枝を切ることがタブーだった桜にりんごの剪定技術を用い、桜の生命力・生きる力を引き出す「弘前方式」を確立しました。その後、弘前方式は全国から注目を集め、技術が波及していきます。桜の栽培技術の常識をくつがえした弘前のオンリーワン技術は、今、日本の、そして世界のスタンダードになりつつあります。
弘前では、こうした桜のプロフェッショナル集団「桜守」をはじめ、市民観光ガイドによるおもてなし、ボランティアによる清掃活動など、さまざまな人が地域に誇りを持ち、日本一の桜を守り続けています。
見逃せない!おすすめ絶景ポイント①♪
約300m続く西濠の「桜のトンネル」
桜のトンネルで知られる西濠は、弘前公園の有名な観光スポットです 桜並木が圧巻で、ふんわりと咲く桜のトンネルの下を歩くと、おとぎ話の中にいるような夢心地に。春陽橋付近から撮影するのがおすすめ。
見逃せない!おすすめ絶景ポイント②♪
散り際の絶景「花筏」
弘前公園は四方が濠に囲まれており、その水面は、桜の咲く過程によって様々な変化を見せるのです。桜が満開の時は、透きとおった水面に満開の桜が映り、桜の散り際になると、散った桜の花びらが、水面を覆い尽くします。桜が濠を覆った光景はピンクの絨毯を敷いているかのよう。散り際の桜は花びらの中央部分の赤い色素が強くなるため、このようにしてできた「花筏」は一層鮮やかに見えるのです。花筏は「死ぬまでに行きたい!」と思う世界の絶景 (The unparalleled view in the world)にも選ばれています。
散策を楽しんだら「喫茶室baton」でひとやすみ
弘前市民会館内にある「喫茶室baton」は、モダンでスタイリッシュな雰囲気の人気カフェ。
店内にはテラス席への出入り口があり、晴れた日には隣接する弘前公園の桜を眺めながら食事が楽しめます。
弘前市民会館の象徴となっているステンドグラス「青の時間」をイメージして生まれたのが、喫茶室baton特製「五色のゼリーポンチ『青の時間』」です。ぶどう、白桃、青りんご、カシスなど、津軽のくだものを使ったゼリーで、ステンドグラスの色彩をそのままに表現しています。
食べるとさまざまな味が混ざりあって楽しく、見た目にも美しい、ここでしか食べられないゼリーポンチです。
人気のスイーツ「ベリーベリーソースのパンケーキ」は、思わず写真を撮りたくなるような華やかなパンケーキです。数種類のベリーが贅沢に混ざったソースと、甘さ控えめなパンケーキがぴったりとマッチしています。このほかにも美味しそうなスイーツがたくさん。弘前公園内の散策に疲れたらぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
- 住所
- 弘前市下白銀町1-6 管理棟M2F
- 電話番号
- 0172-88-8928
- 営業時間
- 11:00~17:00(L.O.16:00)
- 休業日
- 毎月第3月曜日(月曜日が休日の場合、翌日)
藤田記念庭園
周辺の人気観光スポットにも足を運ぼう
北方の文明開化の拠点となった弘前には、当時の面影を残すレトロな建築物が数多く残されています。「藤田記念庭園」にも大正時代にタイムトリップしたような建物が点在しています。
園内は、高さ13mの崖地をはさんで高台部と低地部に分かれており、高台部庭園には登録有形文化財の洋館、和館、考古館などがあります。大正時代をしのぶ貴重な遺産となっているほか、岩木山を借景とした庭園が広がっています。
赤いとんがり屋根が可愛らしい洋館には「大正浪漫喫茶室」があり、中に入るとステンドグラスや暖炉がお出迎え。窓の格子やランプなど、大正時代を彷彿とさせるインテリアにうっとりします。特等席はサンルームを利用した窓際。庭園の四季の彩りを眺めながら料理やデザートをいただくのは贅沢な時間です。アップルパイの食べ比べができるのも嬉しいポイント。りんごとバニラアイスのガレットもおすすめです。
かつての考古館は和をテーマにした喫茶スペース「クラフト&和カフェ 匠館」として生まれ変わりました。和風パフェやおばんざいランチなど「和」にこだわったグルメや、「こぎん刺し」や「津軽塗」といった弘前を代表するクラフトのショッピングを楽しむことができます。
低地部庭園は池を中心とした回遊式の庭園で、茶室から眺める池や、花菖蒲、ツツジや滝、八橋など四季折々の自然を楽しむことができます。桜の季節には、見事なしだれ桜を見に多くの人々が訪れます。
落ち着いた雰囲気の中でのお抹茶点て体験も人気を博しています。
大正浪漫喫茶室でアップルパイの食べ比べも!
庭園内にある、赤いとんがり屋根がかわいらしい洋館。その1階にある「大正浪漫喫茶室」は、レトロモダンな雰囲気を肌で感じることができるすてきな空間です。店内奥にあるサンルームからは庭園を眺めることができ、サンルーム席を目当てに来る観光客も多くにぎわっています。
そんな特等席でいただくスイーツは格別の味わい。「大正浪漫喫茶室」では、弘前市内にある洋菓子店やパン屋さんのアップルパイ7種類が提供されており、アップルパイを選んで食べることができます。アップルパイだけで7種類もの中から選べるなんて、りんごの生産量日本一の弘前市ならではです。
- 住所
- 青森県弘前市上白銀町8−1 藤田記念庭園洋館 1F
- 電話番号
- 0172-37-5690
- 営業時間
- ◆Open 9:30~16:30(L.O16:00)
◆Lunch Time 10:00~(L.O)15:00
ライトアップされた夜桜に酔いしれる
昼の華やかさから一転。妖艶で幻想的な夜の弘前公園
さくらまつり期間中、園内はライトアップされ、昼の華やかさとは違った、妖艶で幻想的な表情を見せてくれます。樹齢100年を超える日本最古のソメイヨシノ、板画家の棟方志功が命名した「御滝桜」、弘前の名を冠した「弘前吉野」、「弘前雪明かり」などの樹もあり、公園内を散策しながら発見する楽しみもあります。
見逃せない!おすすめ絶景ポイント③♪
隠れスポット「ハートの桜」を探せ!
弘前公園の隠れスポットとしてSNSでも話題となっているのが、2本の桜の枝が重なって空にできる「ハートの桜」。
スポットの詳細は非公開としているため、残念ながら詳細はお知らせできません。目印にハートマークの切り株を設置しているので、ぜひ園内で探してみてください。